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29年10月期受付中!
2008年1月 宝戒寺から鶴岡八幡宮へ
気温は低くても日差しのほうはまずまず。駅近くの大功寺で可憐なソシンロウバイや開き始めた白梅の花を
チェックし、静かな裏通りを 散策しながら宝戒寺へ。源氏の白旗にちなんだ白スイセン、白いサザンカ、
白いシダレ梅を観賞しました。可愛い金魚椿の葉を探して鶴岡八幡宮へ。クスノキ、サカキの並木を通り
源氏池でバードウォッチング。写真のオナガガモとマガモのほか、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ユリカモメ、
アオサギ、珍しいクイナの仲間、オオバンも泳いでいました。最後はボタン園で500株の冬ボタンを観賞。
クラフトギャラリー
2008年2月 海蔵寺で梅と福寿草を見る
厳しい寒さが少しゆるんだ好天のもと、民家の庭に咲く梅を愛でながら扇ヶ谷の最奥部にある海蔵寺へ。途中、
線路沿いに生えた 山菜、ノビルを抜き賞味すると「エシャロットみたいな味!」という声。お寺では紅梅、緋梅、
白梅のほか、つぼみをほどき始めたミツマタ や優雅なクンシランの花を観賞。裏のやぐらではコモチシダや
ホウライシダ(アジアンタム)の群生を観察しました。フクジュソウの花は パラボラアンテナ型になって光を
集め、花の中の温度を上げて訪れた昆虫を元気にする。という説があるのでさっそく実験! 花に温度計を差し込
んだら数度上昇しました。昆虫は一般に気温が14度にならないと活発に動けないので、花粉を遠くに運んでもらう
ために暖房をきかせて待っているわけですね。裏の十六井の手前に並んで植えられた3本の木はクスノキ(樟脳)、
タブ(線香)、ニッケイ (シナモン)とすべて香りに縁のあるクスノキ科の樹木。知っている人にしかわかりません
が、心憎いまでにセンスのいい植え方だと思います。
左:気温が約10度で開く福寿草。 中:英勝寺入り口で見たノシランの種(実ではない) 右:薄暗い十六井を覗く。
2008年3月 早春の花を満喫しながら六国見山へ
今期最終回は昨年森林公園として整備されたばかりの六国見山へ登りました。まず北鎌倉駅の裏道を抜けて
日本画のように池にかかる紅梅を観賞。円覚寺の脇道では何とタクアンの匂いのする花を嗅ぎ、線路沿いを
大船方向へ珍しい黄色いがくの梅や北向きに咲くハクモクレン、民家の庭のカンヒザクラやブンゴウメ、アン
ズ、モモなど春を彩るバラ科の花を楽しみながら住宅街から里山へ。途中湧き水がありクレソンが自生して
いましたね。林縁にすだれのように垂れ下がるキブシや早咲きの河津桜咲く公園入口へ。畑がまだ残る懐かし
い草原ではヒメオドリコソウ、タネツケバナ、ムラサキケマンなど春の野草が。ルーペで見たホトケノザの
赤いおしべのきれいだったこと! 途中で見た3種類の菜の花(セイヨウアブラナ、セイヨウカラシナ、チリメン
ハクサイ)の違いをじっくり観察し、展望台へ、ちょっと霞んでいましたが遠く葉山から江ノ島まで海一望。
反対側には横浜のみなとみらい地区も眺められました。全員で記念写真を撮り、尾根伝いに明月谷へ下り、
恒例の「美味割安ランチ」は講師なじみのお寿司屋さんでいただきました!!
カメラマンに人気の白鷺池の紅梅 河津桜祭は終わっても咲いていました 葉が茎を抱いてるのは西洋油菜
1:葉が仏像の蓮華座に似ているホトケノザ 2:今期の最終回なので頂上で記念写真をパチリ!
2008年4月 花の五山・東慶寺へ
今期の初回は鎌倉花の五山のひとつ、東慶寺。集合場所の北鎌倉駅前で新規の方に簡単な自己紹介を
してもらい和やかに出発。まだ桜の残る白鷺池のほとりを抜け、裏道を通ってカントウタンポポなど
野草を見ながら東慶寺へ。山門をくぐると珍しい黄桜のウコンと濃いピンクの関山が並び咲き、足元
には可憐なイカリソウ、カタクリなどの山野草がお出迎え。一葉とおぼしきヤエザクラを見て振り返ると、
遠く円覚寺の山腹にヤマザクラ、ソメイヨシノ、オオシマザクラと濃淡とりどりの3種の桜に新緑が混じり、
絵のよう。鎌倉の春を満喫したあとは古民家風レストランで満腹になりました。
シャクナゲ満開の庭園 清酒「黄桜」のモデル、ウコン。 梅じゃない「黄梅」 7年かけて咲くカタクリ
「むべなるかな」が語源のムベ シャガの秘密を解説中 謎の花ウラシマソウを発見!
2008年5月 バラの館、鎌倉文学館へ
土曜コースは予定通り佐助稲荷から大仏坂ハイキングコースに登り、可愛いニョイスミレやタツナミソウ
など野草を楽しみましたが、日曜コースは前夜からの雨が残っていたため、鎌倉文学館に急きょ変更。
ちょうど名物のバラフェスティバルが始まったばかりで人気投票も行われていました。鎌倉駅から静かな
住宅街の花を愛でながら歩き、大谷美術館前では盛りのマルバウツギの花を観賞。文学館のアプローチロード
では赤く色づいたイロハモミジの実がお出迎えです。相模湾一望の庭園には200種くらいあるバラのうち
3〜4割くらいが開いてまさにバラの園。スダジイやヤマボウシなど初夏の樹木の花も満開でした。
左:文学館の建物は旧前田侯爵邸 中: もうできていたカエデの実。秋には飛んでいきます。 黄色いバラはドイツ生まれ
左は原種の面影が残る一重咲き。通好みかも。 バラは四分咲きでも笑顔は満開!
2008年6月イワタバコを探して朝比奈切り通しへ
今回はこれから花盛りを迎えるケイワタバコ(鎌倉にい多いイワタバコの変種)を探して朝比奈へ向かい
ました。バスでいったん横浜市側へ降りて鎌倉へと戻るコースです。バス停の近くの山裾が白く染まって
いたので近づくとヤマブキショウマの群生。峠を登り始めるとすぐ頭上にケイワタバコの花が現れ、それ
からはあちこちに見ることができました。つぼみは白く花は星型で紫色。他種との競争を避け、あえて
切り立った崖を選んで生きるユニークな植物です。足元には「名物」の飛ぶ宝石、ハンミョウが何匹も現
れその美しさに歓声が上がりました。川沿いではヤマグワの実を食べたり、珍しいコクサギやハナイカダ
を発見。最後に十二所神社で間近にケイワタバコを観察し、咲き始めたヤマユリも楽しみました。
(※朝比奈を登り始めてすぐ左遠方に見えた白い木の花はケンポナシだったようです。)
左:葉が山吹に似ているので山吹ショウマ 中・右:上を向いて探そう! ケイワタバコの花
左・中:下を向いて探そう!すばしっこいハンミョウ 右:お皿のように進化した葉にのったハナイカダの実
2008年7月 極楽寺から稲村ケ崎へ
今回は夏らしく海浜植物の観察がテーマ。暑さに負けず極楽寺駅から稲村ケ崎海浜公園まで歩きました。
映画のセットのように可愛らしい江ノ電の駅を出発すると名残りのアジサイが咲いていて、装飾花なのに
花粉を出している株もありました。浜に出ると海浜植物のオンパレード。写真以外にツルナ、ハマダイコン、
コウボウシバ、ハマボウフウ、ラセイタソウ、トベラ、マサキなどが厳しい環境に負けず繁殖していま
した。圧巻はやはりスカシユリで、海に向かって突き出した岬の先端を鮮やかなオレンジ色で彩っています。
海が深くて近づけないので、道路側の崖に出てそこに咲く一群をじっくり観察。展望台で相模湾を一望
したあと海岸道路を歩き、ホテルのレストランへ飛び込みました。稲村ケ崎出身のマネージャーに「何の
団体ですか?」と聞かれたので「スカシユリを見に来たんです。」と答えたら「ほう、マニアックですね
え!」と驚かれました。
左から:ハマボッス、ハマヒルガオ、ハマウド、八丈ススキ。名前のとおりすべて海浜植物です。
左から●草むらでハマダイコンを探す●崖の中腹のオレンジ色がスカシユリ●近くで見ると・・●路肩に咲くインドハマユウ
2008年9月 初秋の英勝寺へ
猛暑の8月は休講のため、2か月ぶりの講座となりました。まだ暑さが残るとはいえ、鎌倉の自然は秋の
装いへと衣替えを始めています。10:00AM,江ノ電口から出発して北条政子が眠る寿福寺への裏通りを
散策。途中すずなりの実をつけたエノキの下で、メジロの群れといっしょに、熟した実を試食しました
(干し柿の味)。サルスベリ咲くミニ切り通しをくぐり、 寿福寺裏へ出るとトキリマメの可愛い
花や崖一面のタマアジサイの群落がお出迎えです。タマアジサイは通常のアジサイと違い、つぼみから
咲き終りの花までひと株にいろいろな成長段階の花をつけ、2か月以上咲き続けるのが特徴。裏から表へ
回り、禅寺特有のストイックな雰囲気の寿福寺参道に出ると途中にタラヨウの木が。葉の裏に字が書け
るので「葉書の木」とも呼ばれていて、葉をひっくり返すと何と英語の落書き(!)がありました。
ゴールの英勝寺では去年咲いていたヤマトリカブトは発見できませんでしたが、咲き誇るフヨウやジン
ジャーリリー、ヤブラン、紅白のゲンノショウコ、白花彼岸花など初秋の花を満喫。数人の方にはジン
ジャーリリーの「花」も味見してもらいました(ショウガより甘い香り)。帰路はせせらぎ沿いを歩き
駅へ。澄んだ水を通してカニや小魚、アメンボ、シマアメンボなどが観察できました。10月は秋本番を
迎えた巡礼古道ミニハイク。といってもバスで登って下りてくる「横着ハイキング」です。バスの
便数が少ないので集合時刻には遅れないようにしてください。
左:寿福寺で市天然記念物のビャクシンをのぞき見? 中:咲きこぼれが可愛い玉紫陽花 右:アップで見るミズヒキです
左:野趣あふれる境内 中左:フヨウの雌しべは先が上を向く 中右:原産はインド周辺、ジンジャーリリー 右:しだれる萩は宮城野萩
2008年10月 秋草と木の実色づく巡礼古道をゆく
本講座では2年ぶりとなる巡礼古道。今年も珍しいキノコを探して歩きました。まずは富士を望む展望台の周囲に
茂る不思議なつる草。調べた結果、中国原産でタデ科のツルドクダミと判明。なんと養毛剤に使われるそうです。
公園では赤く色づいたグロテスクなコブシの実やヤマハギ、フジバカマ、オミナエシなど秋の七草を観賞。狭い
入口から巡礼古道に入ると、出ました!そこここにキノコ、キノコ。ドクツルタケ、シロタマゴテングタケ、
タマゴテングタケの猛毒ご三家を始め、毒キノコがいっぱい。でもハナビラニカワタケやオオゴムタケなど
見てくれは悪くても食べられる物もありました。古道を下りて旧華頂宮邸の庭で秋咲きのバラを愛でてゴール!
1:まだ残っていた玉アジサイ 2:野生では準絶滅危惧種のフジバカマ 3:中から赤い種を出すコブシの実。 4:葉は臭くても果実はきれいなクサギ
1:不思議な形の仙人草 2:食用のヌメリイグチかも? 3:猛毒シロタマゴテングタケ 4:これでも食用!オオゴムタケ 5:華頂宮邸で記念撮影!
2008年11月 名越切通しから安国論寺へ
鎌倉駅からバスで逗子に入ってすぐ、通称お化けトンネルを越えて階段から山道へ。足元には和菓子の鹿の子を
赤く染めたようなビナンカズラの実がたくさん落ちていて秋深い雰囲気。坂の両側に群生する細長い葉をかき分
けると可憐なキチジョウソウの花が隠れていました。切通しの脇道では誰かが大きなアケビの実を発見し、協力
して拾い上げましたが残念ながら甘い実は先客(タイワンリス)の御馳走になったようで中はカラでした。人なつっ
こい野良猫を横目にまんだら堂裏の山へ登り、ひげを生やしたセンニンソウの実を探して、はるか鎌倉の町並み
を遠望する路を安国論寺へ。市の天然記念物のサザンカを観賞。淡いピンクが入った白の一重咲きに独特の気品
がありましたね。
1:不思議な形、美男蔓の実 2:リンゴ味のハナカイドウ 3:ひっそり咲くのは吉祥草 4:立派なアケビの皮、発見!
1:昔より狭くなった切通し 2:最近発見されたやぐらニャー。 3:安国論寺の名花、山茶花 4:火遊びならぬハゼの実の燃焼実験
2008年12月 紅葉を求めて鎌倉宮から瑞泉寺へ
今年の鎌倉の紅葉は場所により、木によってよってまちまち。もう終わった所もあれば、まだ緑をm残している
所もあり、どこを選ぶか苦労しました。獅子舞の谷はすでにイチョウが終わり、カエデも下り坂。幸いにも鎌倉
宮と瑞泉寺のイロハモミジは待っていてくれました。初冬の日に映えるカラーグラデーションは、日本に生れて
よかったと思える素晴らしさでした。途中、消えゆく永福寺跡のススキ原を眺めて駅に戻り、駅前の隠れ家的
レストランバーでオリジナル料理と飲み放題の忘年会に突入! 翌朝は楽しい思い出とともに二日酔いの頭痛が
残りました。来年も楽しくウォークしましょう!
1: 鎌倉宮は紅葉の盛り 2:赤朽葉色、黄朽葉色、朽葉色 3:小人のようなタンキリマメの実 4:瑞泉寺山門を彩る楓
1:錦のような針広混交林の紅葉 2:コウヨウザンの十字落ち葉 3:当日行かなかった獅子舞の谷の紅葉です
2009年
鎌倉一の早咲きといわれる荏柄天神社の梅を楽しみに出かけました。途中八幡宮で広葉樹に見える針葉樹
ナギを観察、境内を抜け、荏柄天へと向かいました。ちょうど受験前とあって合格祈願に訪れる人でおお
にぎわい。お目当ての紅梅、白梅は本殿左右に咲いていました。ここは本殿の朱色と梅の紅白が鮮やかに
マッチして鎌倉でいちばん可愛い雰囲気の梅見ができる場所と言っていいと思います。神社のシンボルも
梅で扉や飾りのあちこちに梅がモチーフになっていて、梅尽くしといった風情です。足元をよく見ると
千両の赤い実のほか、珍しい百両(カラタチバナ)や十両(ヤブコウジ)もあってお金持ち気分も味わえ
ました!
1:ナギの樹皮を観察 2:マサキの葉で草笛に挑戦! 3:匂いはやはり白梅! 4:鎌倉一の早咲き紅梅
1:鮮やかなクチナシの実 2:葉に隠れたサカキの実 3:奥ゆかしいヤブコウジ 4:本殿の色が可愛い荏柄天
2009年2月白梅、紅梅、黄梅満開の円覚寺を歩く
まず入口をはいってすぐの弓道場の庭に咲きはじめの河津桜を発見。その後はタイトルの通りにいろいろ
な梅が咲き競う境内を散策しました。通常の赤いがくの白梅のほか青軸とよばれる緑色のがくの白梅、赤み
が微妙に違う紅梅を観賞。お目当ての黄梅が咲いているはずの黄梅院にはなぜか見当たらず、ロウバイが
咲いていました。散策の後は円覚寺の中にあるもうひとつのお寺に登り、上から境内を眺めました。途中に
フクジュソウが咲いていたので温度計を取り出し、花の中の温度を計測。結果は気温より7度高く(日曜コース
の場合。土曜コースでは曇りで1.5度)昆虫の体を温める機能が実証されました。(詳しい説明は去年2月の
レポート参照)帰路は塔頂の点在する尾根道を歩き眺望を堪能。珍しいケンポナシの実も拾えました。
1:上から見下ろした円覚寺 2:白鷺池の名物、紅梅 3:アップで見ると八重咲き 4:日光を集めている福寿草
1:マメヅタの胞子葉は洋服ブラシの形 2:妙香池でアオサギ発見! 3:恐い顔はコゲラの巣穴 4:満開の「満作」
2009年3月 浄智寺で早春の花に逢う
寒さの中に春の兆しを感じながら北鎌倉駅から浄智寺へ。最初に現れた「春」は可愛いサクラソウ。白。ピンク、
紫と江戸時代から続く園芸種ならではのバリエーションで目を楽しませてくれました。入口の井戸の周りの土手
にはヒメカンスゲ、タチツボスミレ、ムラサキケマンが顔を出し。山門をくぐると鎌倉でも有数の豪華なミツマタ
の花がお出迎えです。境内では鳩がつついたハクウンボクの種や不思議な形のコウヤマキの実を拾いました。ソシン
ロウバイやカワズザクラの咲き残る庭園を抜けて、崖下で春の野草を観察。見るだけではなく、ショカツサイ
(花大根)、ユキノシタ、ハルジオン、コオニタビラコ(春の七草のひとつ)の4種のおひたしを試食してもらい
ました。いちばん好評だったのは意外にも雑草扱いのハルジオンで、フキノトウに似た苦みとクセがあり、春の香り
がするといわれました。
1:メジロの巣を拾いました 2:サクラソウ。軽井沢では町の花 3:お札の紙の原料です 4:なぜか四角い四方竹。台湾付近の原産
1:まだ咲いていた河津桜 2:寺に似合う洋花レンテンローズ 3:土手には春の野草がいっぱい 4:食べられる野草、ショカツサイとハルジオン
2009年4月 祇園山ハイキングコースを歩く
新たな4月期大1回は初の祇園山。駅から恒例の大功寺の花を見て比企一族ゆかりの妙本寺へ。ここは駅から近いにも
かかわらず 独特の静寂が感じられます。まだ残るソメイヨシノや咲き始めたカンザン、フゲンゾウなどのサト
ザクラ、そして名物のハナカイドウも 満開で迎えてくれました。東勝寺跡から山道に入ると現れました。
ウラシマソウ!オスからメスへ性転換する不思議な野草ですが最初はオスばかりで日当たりのいい尾根道に入ると
立派に成長したメスがちらほら現われました。数は数えませんでしたが1kmほどのコースに100〜150本くら
いあったしょうか。なるほど、釣り糸を垂れている浦島太郎とはよく言ったものですね。よくみると1本日傘をさし
たように葉をつけていました。日当たりが良すぎる場所は苦手なんでしょうね。
1:紅白入り混じる桃「源平」 2:桜とカイドウの園、妙本寺 3:清楚な普賢象 4:川沿いのアケビの花
1:カエデの実の赤ちゃん誕生! 2:難所が多い祇園山 3:昆虫の落とし穴ウラシマソウ 4:見晴し台から稲村ケ崎を望む
2009年5月 江島神社からコッキング苑へ
初夏を思わせる暑さの中、江ノ電江ノ島駅から出発。弁天橋では海浜植物の代表格、トベラとシャリンバイの花
が満開。顔を近づけるとむせるような甘い匂いで昆虫を誘っているのがわかります。賑わう参道を抜けてエスカー
で神社を登り、頂上のコッキング苑に到着。こぼれるように花をつけたドラセナの林や南太平洋産のシマナンヨウ
スギ、イヌビワやシダなど10種類以上の着生植物を背負ったカナリーヤシの雄姿が印象的でした。去年花を咲かせ
て話題になったアオノリュウゼツランの大株もありました。海を望む崖にはハマダイコンの大群生。期待したハヤ
ブサは出ませんでしたが、帰りの橋の上を一瞬オオタカらしき鳥影がよぎり、1名の方だけ運よく見ることができ
ました!散策の後は相模湾を望む店で名物のシラス丼を賞味。海尽くしの半日でした。
1:コッキング苑へ入る 2:葉が車状につくから車輪梅 3:カナダから来たバラ 4:遠く稲村ケ崎を望む
1:奇妙な形の芭蕉の花 2:故郷は遠くアフリカ 3:山火事の後、種を落とすブラシノキ! 4:浜大根の群生 5:そろそろ食べごろ、ヤマグワの実
2009年6月 山里の風情漂う明王院から光触寺へ
今月はあまり観光客の行かないエリアを静かに探索しました。明王院に入る前には谷戸の奥深く入り、彫刻のアト
リエ付近でテイカカズラやアジサイ、イワタバコ、ヤマユリなど豊富に残る環境を満喫。明王院は撮影禁止なので
写真がないのが残念です。そのあとハイキングコースをちょっとだけ歩き、修道院から珍しい時宗のお寺、光触寺
へ。去年開いていたショウブ園は今年は入れませんでしたが外から観賞。周辺の沢沿いにはケイワタバコも咲いて
いました。
1:外から撮った明王院 2:あちこちにテイカカズラが満開 3:オニグルミの枝先に「羊の顔」発見! 4:こちらオニグルミの実。可食。
1:香りのいい見事なヤマユリ 2:星型の花はケイワタバコ 3:光触寺ではアジサイが見頃 4:裏には素朴なハナショウブ園
2009年7月 鎌倉中央公園を巡りハンゲショウを探す
梅雨明け目前の暑い日、鎌倉に残された山崎の谷戸にある中央公園へ。名前は中央でも鎌倉のはずれで里山の
地形や植生が色濃く残る場所です。広さ23ヘクタールの約半分をホトトギスやアオゲラ、コジュケイの声を聞き
ながら巡り、懐かしい田んぼではオオシオカラトンボ、真っ赤なショウジョウトンボ、キイトトンボ、オニヤン
マなどさまざまな水生昆虫も観察。池ではツバメが飛びながら水を飲む姿も見られました。最後に湿地でハン
ゲショウの群落を観賞。半分以上白く「化粧」した葉がほとんどで、「これだと全化粧ね!」の声もありました。
1:「日本」最大の花、泰山木 2:花弁と雄しべが未分化のヤブカンゾウ 3:水際が好きなケキツネノボタン 4:解説板にはアオゲラの絵も
1:エゴノキの大型版、白雲木 2:きれいでも外来種、姫ヒオウギ水仙 3:木道脇にハンゲショウの大群落 4:三本線がくっきりミスジチョウ
2009年10月 花の五山 光則寺で秋の花を満喫 (先月分はカメラ紛失のため掲載できません)
今回訪れたのは鎌倉花の五山、光則寺。小さな面積の境内に数百種の花が植えられている花の楽園です
(全部一度には咲きませんが)。江ノ電長谷駅から歩き始め、横道に入って御霊神社で道草。市天然記念
物のタブの大木やあちこち植えられたサカキ、ホンサカキを観察。途中花の小寺収玄寺の庭を楽しみ、
光則寺へ。秋色漂う庭園で日蓮宗ゆかりのニッポンタチバナの実の解説の後、3種類のホトトギスを
見てそれぞれの特徴を確認。満開のキンモクセイの花やニッケイの葉の芳香を満喫して裏庭へ。足下の
葉をかきわけて、ひっそり咲いているキチジョウソウの花も発見しました。ランチは直前に頼み込んで
予約をとっておいた、地元漁師の奥さんが切り盛りする隠れグルメ店へ。とれとれの海の幸弁当に舌鼓
を打ちました。
1:御霊神社でイチョウの種を解説。 2:赤いピラカンサはトキワサンザシ。
1:自生種のホトトギス。 2:細身なのは台湾ホトトギス。 3:絶滅危惧のジョウロウホトトギス。 4:同じ語源のジョロウグモ。虫を食べてます。
2009/11月 孔子の樹を訪ねて名園の称名寺を訪ねる
今回訪れたのはは横浜市金沢区にある名刹、称名寺。鎌倉時代はここも北条氏が統治した「鎌倉」の一部でした。
浄土庭園の左奥には名木というか珍しいカイノキが紅く色づき始めていました。この木、中国の孔子廟から持っ
てきた種から育てられた株で、雌雄別株。何年か前には日本初の人工授粉に成功したそうです。学問の木と呼ば
れ足利学校や湯島の聖堂など孔子ゆかりの学問所に植えられています。隣にも中国原産の喜樹が1本あり、花の
ような黄色い実が印象的でした。その横から市民の森へのぼり東京湾を一望。ムラサキシキブやマユミの実の色
を楽しみながら下山し、池の横ではウバメガシノドングリを採集。参道の古民家風の和食屋さんで佐島産シラス
丼を賞味後、ビーチを回って帰りました。
1:空の青を映す浄土庭園の池 2:鐘つきの木はシュロ 3:角ばった枝ぶりが楷書の語源になった楷の木 4:お隣りの喜樹の花、ではなく実
1:喜樹の実のアップ 2:昔、美男を作ったビナンカズラ 3:展望広場から野島や千葉県側を一望 4:形が素朴なウバメガシワのどんぐり
2009/12月 建長寺半僧坊へ名残の紅葉狩り
12月中旬を迎えてなお紅葉の盛りを保っている今年の鎌倉。良く見ると同じ庭でも同じ1本の木でも日当たりの
悪い枝は葉がまだ緑で日当たりがいい枝は真っ赤かあるいは盛りを過ぎて枯れていました。例年より紅葉が長持
ちしているというよりは気候不順の影響かもしれません。幸か不幸かその影響で建長寺でもさまざまなカエデの
色のグラデーションやまだ残るイチョウの黄葉も楽しめました。総門から入り山門前に並ぶ樹齢750年のイブキに
圧倒され、わき道を上がってツチグリを発見しながら半僧坊への階段を昇り、相模湾の絶景を楽しんだ後は鶴岡
八幡宮を抜け、オリジナル中華の店へと向かいいました。
1:重要文化財の三門がお出迎え 2:火星人ではなくキノコの一種 3:贅沢なイチョウの絨毯 4:250段上が半僧坊!
1:カエデとイチョウの共演、競演? 2:カラス天狗があちこちに 3:この日は富士が見えました! 4:袋のないハダカホオズキ
2010年1月 新春の長谷寺で冬至梅やフクジュソウを探す
新しい年の始まりにふさわしく今回はこの企画初の長谷寺へ。明月院や成就院に劣らずアジサイの時期には観光客が
殺到しますが今ならゆったりと回れます。お目当ての早咲き「冬至梅」はちょうど開いたばかりで、フクジュソウも
開いたばかり。恒例?の温度チェックを試みたら気温17度で約2分、温度計を花の中に入れたら4度上昇。花弁のパラ
ボラアンテナ効果による温度上昇が実証できました! 急な散策路を登れば相模湾一望の絶景が! うららかな新春の
日に映える水面にはヨットやウインドサーフィンの群れ。のんびり眺めた後はノシランの緑色の種や白侘介の可憐な
姿を観察しながら下り、日本最大級の木造大仏(素材は楠の木)や世界最大!の木魚(これも楠の木)を見学。終了後は
鎌倉駅近の隠れ家レストランでプチ新年会を開きました。
1:中が赤い本来のロウバイ 2:冬至の頃開く?から「冬至梅」 3:南アフリカのカタバミ「オキザリス」 4:全部ノシランの葉。タネもたくさん発見!
1:散策路の上から葉山を望む 2:意外に繁殖していたヤブコウジ 3:最近葉や流行りのカンザキアヤメ 4:これが世界最大?の木魚だそうです。
2010年2月 50本の紅梅白梅咲き競う東慶寺へ
今月は梅が見ごろの東慶寺へ。直行すると近すぎるので駅前から鎌倉石や竹で作られた生垣(四つ目垣、
建仁寺垣、竹穂垣)に囲まれた閑静な「裏鎌倉」を散策。白鷺池で白梅、紅梅、緋梅を鑑賞、樹上には
アオサギが休憩中でした。円覚寺前でサンシュユの黄色いつぼみを発見した後、線路沿いにロウバイ
(おしべの開き具合を観察して咲いたばかりかどうか確認。)やカワズザクラを眺めながら東慶寺へ。
山門から一直線に並ぶ紅白の梅の香りの中を歩き珍しい黄梅をチェック。写真のほか白いフッキソウの花、
ヤブコウジとキチジョウソウの赤い実の色の違いも楽しみました。会食は駅近くの家庭的な寿司屋さん
でなごやかに終了。
1:灰色なのにアオサギ。体長1m弱 2:菅原道真も愛でた紅梅 3:野生種に近いのは白梅 4:「満咲く」状態のマンサクです
1:最初に渡来した梅は漢方薬の「烏梅」と解説中 2:顔を出したケイワタバコの葉 3:色鮮やかなのに「ボケ」 4:珍種中の珍種、金魚椿の梵天葉を発見!
2010年3月 春近い妙法寺でサンシュユやシナミザクラに出逢う
皆さんに一度見せたかったシナミザクラ。満開を願って妙法寺へ。途中左甚五郎作の龍の木彫や大宝寺の大椿を
見ながら日蓮ゆかりの大町を歩いて行きました。満開の桃を眺めながら門を入ると漂うのは2種類の沈丁花の甘い
香り。清楚な杏やサンシュユを観察し、奥へ辿ると、ピンクの桃の木の向こうに春霞のように白いシナミザクラが。
この小さなサクランボを住職さんが子供のころ食べたことがあるそうです。苔むした石段脇を上り、日叡上人
御手植えの大ソテツを鑑賞。さらに頑張って上ると足もとには蛇のような!ウラシマソウの「つぼみ」がちらほら。
頂上の護良親王の御墓からは相模湾が一望できました。帰路は路地をたどって鎌倉駅へ。新しくできた老舗の支店
のモダンな寿司店で会食後、解散となりました。
1:昔は駆虫剤に使われたアセビ 2:こちら強壮薬になるサンシュユ 3:どうやら豊後梅でなく杏のよう 4:樹齢660年のソテツを解説
1:一時は減った苔も何とか回復 2:これが珍しいシナ実桜 3:釣り糸を垂れる浦島太郎のよう 4:動く花! ヒイラギナンテンのオシベで実験
2010年4月 春の佐助稲荷で野の花と野鳥を探す
新年度は桜満開の佐助からスタートです。まずは鎌倉まつりで賑わう段葛で記念写真(第2日曜コース)。紀ノ国屋裏
を抜け亀ケ谷切り通しを経て佐助稲荷へ。山を染めるソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラ、濃淡3色の桜を
楽しみながら歩いて入り口に到着。途中樹上にタイワンリスの巣を発見しました。真っ赤な鳥居の並ぶ参道を登りな
がら、両側に現れるウラシマソウやシャガ、ムラサキケマンなど春の愛いお尋ね者(外来生物)のタイワンリスがお出
迎え。タチツボスミレの花で懐かしい「草相撲」に興じながらハイキングコースへと登りました。そのまま行くと遠
路になるので山道をショートカットして佐助の住宅街へ下り、近くの自然食料理のギャラリーレストランで大根フル
コースをいただいて解散しました。(朝の待ち合わせの広場では神奈川テレビの撮影が行われていて、ミス鎌倉とタレ
ントさんがいました。その夜番組を見たら我々もちらっと映ってました!)
1:まだ桜満開の段葛で記念写真 2:桜の花びら舞う佐助稲荷入り口 3:可愛い花には毒があるムラサキケマン 4:昔、中国から来たショカツサイ
1:よく見るとお洒落なアオキの雌花 2:可憐な小花はニョイスミレ 3:いたずら者の台湾リス 4:匂いで虫を誘い込む浦島草 5:これは前菜、メインはお楽しみ
2010年5月 自然の宝庫、広町の森を歩き、腰越漁港へ
五月晴れの空の下、モノレールの無人駅から住宅街を抜け広町の森へ。数年後に公園として整備されるとはいえ、
現状は ボランティア頼みで畑や道の手入れをしています。逆に言えばそれだけ手つかずの自然が残されていて
昔懐かしい田園 や野原、湿地が広がっています。あぜ道にはケキツネノボタンの黄色い花、葉に香りのあるカキ
ドオシ、セリなど野草の 宝庫! 苗が植えられる前の田んぼには、ツバメがしきりに舞い降りて泥をくわえては
運んで行きます。おそらく近所に巣を作っているのでしょう。奥から引き返して漆の木の畑(鎌倉彫に使う)を通り、
ウラシマソウの多い山道を登って尾根を越え、漁師町の風情色濃い路地を抜けると江の電腰越駅へ到着。たっぷり
歩いてすいたお腹は、海一望のイタリアンレストランで満たしました。
1:シンボルツリー大エノキの前で 2:タンポポより可憐なオオジシバリ 3:意外に吹き飛ばされにくいタンポポの綿毛
1:豪華なノダフジの花束 2:例年より早咲き。マルバウツギ 3:透明な体のジンガサハムシ 4:羽根が美しいヒガシカワトンボの雄
2010年6月 イワタバコ満開の海蔵寺へ
今月は人出の多いアジサイ寺を避けて扇ケ谷の奥深く佇む海蔵寺へと足を伸ばしました。鎌倉駅西口から今小路を歩き、
鎌倉市景観重要建築の洋館がある住宅街の裏路地を抜け、岩のトンネルをくぐり寿福寺の横へ。紫式部の可愛い花や、
毛の生えたクワ科のヒメコウゾの実、栗の花のような香りのオオバイボタの白い花などの自然を楽しみました。途中、
線路沿いを奥深く進み、鎌倉通だけが住む野趣あふれる一角をかいま見せてもらいました。海蔵寺ではお目当てのイワタバコが満開。
ガクアジサイや園芸種のヤマアジサイ、西洋アジサイも数は少ないながら一通り揃って出迎えてくれました。境内の奥に入って謎の井戸、
「十六の井」を見学。最後に出口で見た「底脱けの井」では、なんと受講生が枝にできたモリアオガエルの卵塊を発見。井戸の中には
生まれ落ちたオタマジャクシも泳いでいました。本来は山の中に住むカエルですが、人の手で鎌倉に持ち込まれ住み着いたようです。
1:文字が書けるタラヨウの葉を発見 2:実は帰化植物!アカバナユウゲショウ。 3:毒にも薬にもなるクサノオウ 4:藤原定家にちなむテイカカズラ
1:正しくはケイワタバコ 2:オランダカイウやヒツジグサ咲く心字池 3:天然記念物モリアオガエルの卵塊 4:ランチの定食。舌平目が2枚!
2010年7月 光明寺の蓮と小坪のスカシユリを見る
暑いので九品寺まではバスで移動。レトロな商店が並ぶ材木座を歩き光明寺へ。名園の池に咲くハスを涼しい渡り廊下の上から
ゆっくり鑑賞しました。池にはオオシオカラトンボ、オニヤンマ、コシアキトンボ、真っ赤なショウジョウトンボが舞い、石の上には珍しく
移入種ではないイシガメがのんびり甲羅干し。奥には古代ハスらしき一輪も見られました。その後ビーチと和賀江島を望む一角で
小休止し、トンネル脇の細道を抜け逗子マリーナへ。高いワシントンヤシの並木を抜けると、ちょうどお祭りの小坪漁港へと到着です。
お目当ての場所はもうすぐそこ。市場を過ぎ、小坪マリーナの横道を降り、最果てを思わせる断崖へ。ありました!崖に張り付くように
咲くスカシユリの花。下の方に咲いていたので近づいてじっくり観察することができました。
(終了後は魚屋さん経営の地元食堂で海鮮丼を賞味)
1:涼やかな渡り廊下で古代ハスの解説 2:ここは京都? 3:実がハチノスに似ているからハス 4:ショウジョウトンボの雄とオオシオカラトンボの雌
1:花は可愛いのに名はママコノシリヌグイ! 2:シャキッとおいしいツルナ 3:岸壁で遠くのスカシユリを見る 4:近くの頭上に咲いたスカシユリ。左の写真の右上に小さく見えます
2010年9月 関東富士100景の展望台から秋の花を探し巡礼古道へ
本来は衣張山ハイキングコースを登り、トリカブトの群生を見る予定でしたが、暑さのためすぐ隣で日陰と下りの多い「軟弱コース」の
巡礼古道に変更しました。鎌倉発のバスでハイランドへと登り、展望台へ。好天ながら霞がかかり富士ははっきりと見えませんでした。
満開のムクゲや実をいっぱいつけ紅葉が始まったハゼノキ、ヤマハギ、クズ、白雲木を見ながら木陰を歩き、、実がふくらんできた
スダジイやマテバシイ(どちらも可食)、昆虫の産卵跡があるコナラやクヌギなどのどんぐりも多数発見しました。巡礼古道途中では作者
不明の磨崖仏を見物。サルスベリ咲く住宅街へとおりて旧邸横のせせらぎでタマアジサイの群生も見つけました。報国寺近くで和食で
会食後バスで駅へと戻りました。
1:下見の時は富士一望 2:赤みが出始めた酔芙蓉 3:虫が産卵後切り落したしたクヌギ 4:意外に綺麗な葛の花 5:鳩が食べたマテバシイ
1:あちこちでクモの性格の違いを観察 2:実に髭が生える仙人草 3:まだまだ盛りのタマアジサイの清楚な花
2010年10月明月院で初秋の花と実を観察(一部は試食!)
秋晴れの北鎌倉駅に集合。円覚寺前のほんのり色づいたイロハモミジを楽しんでから線路沿いにジュズダマや
ヤブ豆を見つけながらアジサイで名高い明月院へ。キンモクセイの残り香やメシベが動くトレニアの花を観察。
お目当てのセンダンの木はなんと伐採されてなくなり、兎小屋が立てられていました。その近くのホオノキは
大きな赤い実が見応えがありました。もう一つのお目当て「シュウメイギク」はちょうど咲き始めでまずまず
でした。明月院を出た後は近くの小緑地へ。ここは自然の沢が残され人の手があまり入らないので野草が豊富
です。 今回はキツリフネとミゾソバの群落が見事で、よく見るとヤブマメのほか、ツルマメの可愛い花も。
これは大豆の原種。長さ3cmほどのちいさなさやは毛深くて枝豆(大豆)そっくり。みんなで食べて味もそっくり
なのを確認しました,面白かったのはキツリフネの実で、さわった瞬間パンと弾けてタネをとばします。みんな
でさわってひととき童心に帰れました。会食は駅近の魚料理のお店へ。町田クラスでは眺望のいい隠れ家的な
ギャラリーカフェでお茶を飲みました。
1:動くめしべを全員で実験 2:中国原産のキンモクセイ。日本にはオス株のみ 3:これも中国生まれのロウバイの実
1:これも中国原産のヒガンバナ 2:キツリフネの花粉をなめるアブ 3:飛び散ったキツリフネの実 4: ツルマメ 5:隠れ家カフェ!のアップルパイ
2010年11月 紅葉の葛原岡神社から西瓜ケ谷やぐらへ。(台峰から変更)
寿福寺裏から山道を登り、ヤブマメやノササゲ、カラスウリの色鮮やかな実を発見。紅葉が始まっている、
源氏山公園へ。神社では銘木のムクロジや、小ぶりな花をたくさんつけた10月桜を観察。尾根の細道を抜け
小さな棚田のある秘境、西瓜ケ谷のやぐらへ。中は20畳ほどあり入れるやぐらでは最大級!周辺には
ハダカホウズキの大群生が。 オギやビナンカズラを観察しながら北鎌倉へと下りました。
1:源氏山への山道で発見、ノササゲ 2:鎌倉一?早い紅葉 3:独特の黄色、ユリノキ 4:神社で見た羽根の球の素材、ムクロジ
1:花に化けているクサギの実 2:置いたのでなく削り出しの地蔵 3:美男をつくるビナンカズラ 4:いろんな「黄色」を再確認
2010年12月紅葉を求め鎌倉宮から名所獅子舞の谷へ
今年の紅葉は始まりが早く進みが遅い感じでしたが、何とかいい紅葉狩りになったと思います。
獅子舞の谷に着く途中では、林縁の草むらで立ち止っては「冬の宝石さがし」。見つけたのは
下の3点で、どれもそのまま指輪や首飾りにしたい美しさでした。谷では足元に落ちた銀杏の黄色と
イロハモミジの紅葉のコントラストがココロを癒してくれました。そして歩いた後の空腹は創作中華の
おいしいランチが癒してくれました。
1:鮮やかな瑠璃色はジャノヒゲ 2:ルビー色はキチジョウソウ 3: つやつやの黒はヤブラン
1:、地味でも甘い匂いのビワの花 2造形の妙、ケンポナシの実 3: イロハモミジの紅葉
2011年1月 白梅咲く英勝寺へ。名花の侘助ツバキを鑑賞
まだほのかに正月気分の残る鎌倉西口から今小路を散策。途中有機野菜の店で買い物をしながら裏道へ入り、
クスノキ科のカゴノキを発見。樹皮をばらばらと落として鹿の子模様になるのが特徴で西日本にはこの模様に
まつわる大蛇伝説があります。まだ新年なのでいつもは閉まっている寿福寺の門が開いており運よく境内にも
入れました。英勝寺の入り口にはもう樹形のいい白梅が満開に近く甘い香りを放っていました。境内では室町時代
につくられた園芸種の紅侘助の樹齢100年以上といわれる古木を鑑賞。本堂壁の十二支と植物の彫刻も一つ一つ
チェックし、裏の姫御殿跡の竹林を歩いて入口にあるヒイラギの大木の前に戻りました。終了後は小町の住宅街に
ひっそりとある隠れ家レストランで創作和食を堪能。
1:大功寺の百両 2:サザンカの花の手入れを解説 3:センダンの実を食べる台湾リス 4:珍しいカゴノキを発見!
1:中が赤い本家のロウバイ 2:風で回転して種を運ぶ青桐 3:市天然記念物のワビスケ 4:利尿薬になるキササゲの実
2011年2月 紅白の枝垂れ梅咲く宝戒寺と鴨の集う鶴岡八幡宮へ
宝戒寺といえば白萩、白彼岸花、白水仙と「白」にこだわるお寺。本堂前のに咲く銘木の枝垂れ梅も白でしたね。
境内には紅梅や緋梅も満開で「梅尽くし」の豪華さ。隣には名物のムクロジの木の近くでは金魚椿の葉を探索。
鶴岡八幡宮へ足を伸ばし源氏家でマガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、のほか珍しいハしビロガモも発見しました。
1:一本の木に紅白混じって咲く梅「思いのまま」 2:色鮮やかなのは緋梅 3:輝く黄色に秘密あり。フクジュソウ 4:シダレウメの前で解説
1:口ばしが広いから「ハシビロ」ガモ 2:不思議な形の桐のツボミ 3:金魚椿の中でも珍しい凡天葉を発見。 4:TVタレントの迫文代さん(左上)のお店で会食(町田教室)
2011年3月 のどかな里道で春の野草を満喫。海一望の六国見山へ。
うららかな日差しを浴びながら北鎌倉の駅を出発。民家の庭の梅やオウバイを愉しみながら里山の風情残る六国見山の
ふもとへ。河津桜の並木の向こうには畑が広がり、タチツボスミレやカントウタンポポなど春の兆し萌える道を登り、ヤブ
ツバキの林を抜けると標高147mの展望台です。遠く相模湾に浮かぶ大島や伊豆半島、江の島、富士山が一望のもと。
反対方向にはみなとみらいのホテルも遠望できました。ミニハイキングの後は明月院前へと下り、かまくら陶芸館で
オリジナル和食をいただきながら一息。みなさんお疲れ様でした。
1:まだまだ見頃の紅梅 2:白い花はモミジイチゴ。 3:中国原産の諸葛菜。食べられます。 4:右には富士山も見えました。
1:大船観音方向にくっきり。 2:写真を使って花の構造を解説 3:展望台でハイ、チーズ!町田センターの皆さんと。
2011年4月 春爛漫の安国論寺で源平シダレ桃や海棠を鑑賞
今年は桜の開花が十日ほど遅いのでうまい具合にシダレザクラとソメイヨシノがあちこちで同時に見られました。桜の名所長勝寺は
ほぼ満開で山門前から境内まで続くベニシダレとソメイヨシノを満喫。続いて訪れた安国論時では市天然記念物の八重桜、市原虎
の尾も花も見られました。お目当ての紅白鮮やかな源平枝垂れ桃はまだ満開前で可愛いつぼみも混じっていました。 裏山に登っ
て相模湾を一望し、祇園山を振り返るとところどころ山桜のピンク色に染まり、まさに春爛漫の風情でした。(食事:コペペ、町田教室のみ:きみ)
1:豪華な長勝寺の八重紅枝垂れ 2:清楚な安国論寺の紅枝垂れ 3:入口にはトウゴクミツバツツジ 4:安国論時は裏も桜の園
1:足元に色の濃い本家のスミレ 2:淡いぼかしのボケ 3:別名アミガサユリのバイモ、ユリ科です 4:桜満開の段葛入口で
カワセミ舞う夫婦池で秋の花を探し
5万uの擂亭庭園へ
2011年5月 和洋180種のバラ咲き競う鎌倉文学館へ
江ノ電長谷駅からまずは花の小寺収玄寺へ。中国原産のサンザシの花やシランの花粉の秘密、アヤメの花の
「ワナ」などを解説。その後古い洋館を2軒見学しながら神社の階段を上り、ムクロジやタブノキを観察。最後の文学館
では咲きそろったバラを名札を見ながら一株ずつ原種の王侯貴族や女優の名をつけたモダンガーデンローズを
満喫しました。ところどころに原種の雰囲気を残した一重平咲きも見られましたね。ハイブリッド・ティー種のいくつか
は「ティー」の名前の通りにほんとうに紅茶の香り! 最後に館内も見学して終了。カフェへと向かいました。
1:鎌倉最古の甘縄神明社 2:庭園内通路はノシランがたくさん 3:バラ祭りでにぎわう園内 4:まるで絵葉書のような庭園風景
1:黄色はドイツで多くつくられた 2:モダンローズ第1号のラ・フランス 3:館内からも海一望 4:庭園には約220株の園芸種と数株の原種がある
2011年6月 岩煙草の花や紫陽花を探し初夏の朝比奈切通しを歩く
ちょうど旬を迎えたイワタバコ、正しくはケイワタバコを崖上のあちこちに見つけながら、朝比奈峠を越えました。
涼やかなせせらぎの音の揺らぎに癒されながら、しばし別天地の趣を味わい十二所神社へ。
ここでもイワタバコの群落とあでやかな山百合がお出迎えです。
第二日曜コースでは「旅行読売」の取材記者が同行。8月号の記事にしてくれました。
1:まだ色鮮やかな紫陽花2:3:4: せせらぎ沿いにセキショウの実 3:お目当の岩煙草 4:豪華なテイカカズラ
1:清流に暮らす川トンボ 2:雨が多いので滝の水量は豊か 3:十二所神社では大きな山百合も
2011年7月 鶴岡八幡宮の源平池で北条政子ゆかりの紅白ハスを愛でる
駅前の大功寺でムベの実やアガパンサスを観察し、住宅街の路地を抜けて八幡宮へ。満開少し前の源平のハスが
出迎えてくれました。鎌倉時代には源氏池に白、平家池に赤が植えられたといわれますが、現在は源氏池は紅白入り
混じり、平家池はなんと敵の源氏の白一色となっています。裏に回って二十五の宿坊があった御谷緑地へ。ニワトコの
草本版ソクズの大群生に驚かせられた後、古都保存法制定のきっかけとなった市民運動を解説し、保存緑地を見学
しました。ランチは久々のレストランバー。隠し味にゆず胡椒を使った「イタリア風冷やし中華」がおいしかった!
1:シロヤマブキのタネ、化粧中 2;充実してきたキリの実 3:結婚式で神主はサカキでお祓い 3:源氏池に咲く平家の赤ハス
1:開くと時音がするというのは俗説 2:草ニワトコ、つまソクズ 3:源氏池一杯に咲くハス 4:自然保護発祥の地、御谷
9月 元里山の夫婦池から擂亭庭園へ、秋の野草を探して歩く
まだ残暑の残る中、湘南深沢の駅から里山ハイキングへ。駅から数分歩くともう里山の風情。黄金に色づいた
田んぼでシオカラトンボの交尾を観察。里道に入ると縁側にホオズキをつるして干している農家がありました。
野菜の直売場を曲がって夫婦池へ。池の上を飛ぶカワセミや木の陰で休むゴイサギなど珍しい鳥を見て、橋向
こうの湿地でミゾソバやシロバナサクラタデの群落、大豆の原種ツルマメを発見。夏化粧を終えたハンゲショウ
の群落もありました。後半は鎌倉山の擂亭庭園を散策、名物のそばを賞味してバスで鎌倉駅へと向かいました。
1:駅徒歩10分、典型的な里山の風景 2:トキリマメの可愛い花、実はもっと可愛い 3:江戸時代の名残の夫婦池 4:秋風に揺れるツルボの群生
1:白も紫もあるツリガネニンジン 2:見た目と違い食べられるノウタケ 3:馬をつなげるほど丈夫?なコマツナギ 4:広大な庭園を持つ擂亭
2011年10月 ホトトギス咲く秋の浄光明寺へ、菩提樹の実を探す
秋晴れの下、北鎌倉駅を出発。予定通りホトトギスが咲いていてくれないので、閻魔寺の異名を持つ円応寺に
寄り道。名木のキンモクセイを香りとともに満喫しました。重厚感あふれる閻魔像も鑑賞し、己が人生をやや反省
しながら亀ヶ谷切通しへ。名残りのミヤギノハギを愛でながら急坂を上り、浄光明寺へ到着。境内では名木のボダ
イジュやタイサンボク、ケンポ梨、ムクロジなどユニークな実のなる樹木を観察。ムクロジの実を濡らして石鹸同様
の泡が出るのも確認しました。台風で木が倒れ、残念ながら奥の冷泉家の墓へは登れませんでした。
1:ボダイジュの種が飛ぶメカニズムを解説 2:参加者の腕にも菩提樹の数珠が 3:円応寺のキンモクセイはちょうど満開
1:裏山には見事な彼岸花の群生 2:完熟したカラスウリ 3:お酒も造れるケンポ梨。本当の実は白い部分 4:沖縄原産の鐘馗水仙
2011年11月 秋深まる浄妙寺を訪れ、可憐な十月桜や秋明菊を愛でる
吹く風に冷気が混じり始めた11月、晩秋の色を探しに金沢街道へ。バス停を降り数分歩いて鎌倉五山第五位の
浄妙寺へ到着。山門をくぐるとすぐ有楽系の猪口咲き椿がお出迎え。右側と本堂左には赤い実をつけた山茱萸も
見つかりました。仏殿の板の間から現れたのはホストの猫桃太郎君。ほかにも何匹かいたはずですが、やはり
この子が看板猫。威風堂々と目の前でグルーミングを見せてくれます。庭園の茶ノ木の花やサザンカを愛で、
坂道を上ると咲き誇る2本の十月桜が。丘の上からの眺望を楽しみながら降り、鎌倉の地名の語源といわれる
鎌足神社を参拝し、終了。報国寺近くの和食屋さんで会食し解散。その後も歩いて駅まで戻りました。
1:椿の花と野鳥の関係を説明 2:まだ咲いているのはタイアザミ 3:源氏の印リンドウ 4:台風の塩害で海側の半分だけが枯れたイチョウ
1:いかにも晩秋。寒色の黄色はツワブキ 2:見事ですね、古来の柿の葉遊び 3:満開だった十月桜 4:動じない桃太郎君
2011年12月 円覚寺で名残りの紅葉や 冬桜を愛で、富士を望む丘を散策
今年は台風の影響で紅葉がいまひとつでしたが、ここ円覚寺では例年の半分くらいの色づきが何とか楽しめました。
花の塔頭松嶺院の塀際や崖上には十月桜も咲き誇り、龍隠庵から見下ろす風格ある屋根と紅葉は一幅の絵画のよう。
境内のゆるやかな坂を上ると妙香池が現れ、運よくカワセミが小魚を捕獲する場面を何度も目撃することができました。
(写真がないのが残念!!!) その後黄梅院まで登りサネカズラを観察し富士を望む塔頭の丘へ。好天に恵まれ丹沢から
富士全景までくっきりと見渡せました。 終了後は初めて行く漢方カフェレストランで会食し解散しました。
1:入口左のイロハモミジは鮮やか 2:例年通りきれいに色づいたイチョウ 3:境内奥へ続く紅葉ロード 4:ひっそり咲くノボタン 5:発見、!カワセミ
1:樹皮の油が整髪料になるサネカズラ 2:円覚寺名物はヒマラヤ生まれのヒメツルソバ 3:正月に飾るユズリハ 4:最後に丘の上から富士を一望
2012年1月 梅の名所、荏柄天神社へ。初春を告げる紅梅、白梅、緑ガク梅を鑑賞
という予定でしたが、この冬は35日も雨が降らず数十年ぶりの厳しい寒さが続いたため開花が遅れに遅れ、本殿右の
「鎌倉一早咲きの紅梅」ですらほんの数輪が咲くばかり。全体につぼみもまだ固く、春まだ通しの感がありました。あまりに
寒いので駅からしっかり歩き、頼朝神社では墓参の後境内裏に崖の道をよじ登り、山道を踏破するなど体を動かすコースを
行きました。さらに大江広元の墓を降り、市の重要建築物である屋敷の裏側を抜け、横道から荏柄天神社へ。アップダウン
が多いので一万歩分は歩いたと思います。消費したカロリーはおいしい創作中華のランチでしっかり取り戻しました!!!!???
1:これは去年の写真。紅梅が満開! 2:大功寺のイソギク 3:冬の宝物、ジャノヒゲの種 4:ロウバイは満開
1:これは千両 2:これH万両、百両と十両もありました 3:ニホンズイセンがかぐわしい 4:左義長の準備進む鶴岡八幡宮
202年2月 春告げ花を探して奥鎌倉の瑞泉寺へ
なかなか温かくならない今年ですが、ようやく春の兆しが。今回は鎌倉宮から歩き、永福寺跡に新設されたハイキング
コースを少し登り遺跡の復元状況を俯瞰で観察。かつてのアシ原やオギの群生が失われ、少しさびしい気もします。
瑞泉寺では3つの台湾リスの巣を発見。冬ばれの寒さの中、花のパワーで気持ちが少しあたたかくなりました。
1:鎌倉宮では月例の骨董市に遭遇 2:ようやく開いた紅梅 3:永福寺跡では菜の花が 4:瑞泉寺近くの台湾リスの巣
1:ソシンロウバイもまだまだ満開 2:気温約10度で開く福寿草 3:中国南部原産の広葉杉の実 4:ユキツバキ系のオトメツバキ
2012年3月 早春の花開く浄智寺へ
年初来の寒さが少しづつ緩みやっと春満開。お目当ての立彼岸はまだ咲いていませんでしたが名物の
キバナミツマタや梅はほころんで迎えてくれました。あちこちに咲く梅の香りを楽しみながら浄智寺を後に
しました。終了後はひさびさに駅近のお寿司屋さんで会食。
1:鮮やかな緋色の梅だから名前も緋梅 2:直径13cm、超大輪の椿 3:円覚寺前で山茱萸を観察 4:足元にはフキノトウが
1:やっと寒さがゆるみ梅も満開 2:ケヤキの大木を昇るキヅタ 3:東慶寺の山門から。紅梅白梅が満開
2012年4月 妙本寺を訪れ、ハナカイドウや八重桜を愛でる
待ちに待った春らしい陽気。4月期スタート記念に集合写真を撮影し、大功寺で咲き誇る春を愛でながら裏道を抜け、
鎌倉可愛い八重紅枝垂れ咲く本興寺へ。さらに牡丹餅寺を通って目的の妙本寺へ。今年は寒さで桜が遅れたため
、中旬に満開となるハナカイドウとあでやかなピンクの共演を見ることができました。
1:段葛入口で全員集合! 2:千利休とは関係ないけど利休梅 3:日本に自生するクサボケ 4:園芸種のシデコブシ
1:滑川のたもとも紅や黄色の花盛り 2:妙本寺では桜もハナカイドウも鑑賞 3:五分咲きの花海棠 4:若宮大路では鎌倉祭りのパレードにも遭遇
2012年5月 初夏近い光則寺で清楚なヤブデマリやシャクナゲの花に癒される。
以前はオガ玉の木の香りに包まれていた光則寺もすっかり初夏の装い。駅から収玄寺に寄り道して多彩な園芸種を鑑賞。
光則寺では裏の土牢まで登り、群生していた紫ケマンで「おはじき遊び」。ちょっと触ると種がはじけ飛び、思わず歓声が
上がりました。ひととき童心に帰った後は境内に下り、さまざまな野草や樹木の花を観察して歩きました。
1:池のカキツバタを写真で解説 2:独特の黄色ウマノアシガタ 3:立てばシャクヤク! 4:足もとに咲いていた小指ほどのハルリンドウ
1:マルバウツギとミスジ蝶 2:紫ケマンの実に触れると? 3:ほら、はじけ飛びました! 4:お寺で飼っているインドクジャク キジ科
2012年6月 花の名刹東慶寺を探訪し、群れ咲く岩煙草や可憐な岩がらみを鑑賞
ちょうどアジサイの見頃なのでお決まりの明月院に門前だけ立ち寄ってから、もと駆け込み寺で知られる東慶寺へ移動。
(明月院は青い姫紫陽花だけ植えてあるので門前だけでも満足!)柏葉アジサイ咲く山門を上がり、シチダンカや山アジサイ、
優雅なハナショウブを愛でながら境内を散策しました。高さ6mほどの岩盤にたくましくへばりついて咲く岩煙草の群生は
まさに圧巻。田村俊子や前田青邨、五輪金メダリストのお墓も巡り終了。なごめる寿司屋で新鮮な地魚を味わいました。
1:オトギリソウの仲間で園芸種の美容柳 2:園芸種か?変種か?ヤエドクダミ 3:満開の柏葉アジサイの前で 4:数百株の花菖蒲。野外に植えるのはは江戸系のスタイル
1:お茶しながら花菖蒲見物、最高! 2:大きな岩一面に咲いた岩煙草 3:岩煙草の超ユニークな生き方を現場で解説 4:これぞハイセンス!
2012年7月 夏空の稲村ケ崎を歩き、岸壁に咲くスカシユリを探す
梅雨の合間を縫って極楽寺からスタート。静けさの戻った成就院で由比ヶ浜を遠望し、ハマナスやインドハマユウを鑑賞。
駅裏の極楽寺では参拝後、庭でホタルブクロヤブカンゾウの花を発見。稲村ケ崎へ向かう裏道では江ノ電の線路をまたいで
玄関に入る、鎌倉ならではの住宅をウオッチング。潮の香に誘われ稲村ケ崎公園へ。足元にはアシタバ、ツルナ、クコなど
食べられる海浜植物。彼方には江の島。磯に下りると岬の先端に咲く十株ほどのスカシユリを望遠鏡で観察できました。
最後は岬の反対側に回り、さらに近い崖に十数株が咲いているのを肉眼で確認しました。 (食事 1回目パークホテル、2,3回はタルタル)
1:70年代からロケに使われた名物駅舎 2:バラの原種の一つ、ハマナス 3:不思議な実の形のハマボッス 4:アジサイもまだまだ見頃
1:浜で拾った鎌倉時代?の陶器 2:切り立った岸壁に咲くユリを見る 3:近くに一輪だけあった! ! 4:懐かしい花、カンナ。江戸時代に渡来
2012年9月 初秋の花を探し法性寺へ
35度を越える猛暑もj一息ついた9月、名越のバス停からハイキングコースを登りました。往時の面影残る切通しを散策し、
11月公開予定のまんだら堂へ。群れ飛ぶクロアゲハやモンキアゲハ、ナガサキアゲハを愉しみながら展望の丘へ。
遠く相模湾越しに伊豆半島が望めました。下りてからは切り立った大切岸の真下を通り法性寺へ。日蓮上人が潜んでいた
岩窟の裏にタマアジサイを発見! 逗子市の「鎌倉」を満喫しました。 会食はつう、コペペ(本部のみ)
1:脱出した日蓮を助けた白い猿 2:8月から開くタマアジサイ 3:民家の庭のノウゼンカズラ 4:クサギの花にくるクロアゲハ
1:まんだら堂から見た逗子マリーナ方向 2:珍しい4階建てのやぐら 3:ヤブランにとまったヒグラシの抜け殻 4:野趣あふれる仙人草
24年10月ホトトギスやサラシナショウマ咲く、初秋の明王院と光触寺へ
秋晴れの中、山里の風情ある明王院へ。門を入る前に山裾でホトトギスの群生やノコンギク、ヤマシロギクを観察。
境内裏では彼岸花やシオンがまだたくさん咲いてくれていました。修道院へ向かう裏道ではフジバカマ,台湾ホトトギス、
ヤマハギが満開。光触寺裏の沢沿いの路ではタマアジサイやミゾソバの花に加えて、紫色のきれいなノササゲの実や
カラスウリノn実が秋をたっぷり感じさせてくれました。終了後はお馴染み、八幡宮近くの創作中華料理店で会食。
1:明王院は撮影禁止なので外からパチリ 2:花が終わると葉が出る彼岸花 3:実が行儀よく並ぶのはコムラサキ 4:意外ときれい。モッコクの実
1:まだ満開のヤマハギを発見 2:イワタバコの実を解説中 3:複雑な仕掛けのあるホトトギスの花 4:帰り道で珍しいツルニンジンを発見
参加者の女性手作りの押し葉アート。先月見たカラムシの葉の裏表を
巧みに使っていい色あい。眼や足はミズヒキの花やツクシのはかま。かわいい!
24年11月大船フラワーセンター ・ 12月建長寺半僧坊
1:菊花展で嵯峨菊を鑑賞! 2:半僧坊はほぼ鎌倉で一晩遅い紅葉
25年1月由比ヶ浜と長谷寺 ・ 2月妙法寺と本覚寺 ・ 3月巡礼古道
1:長谷寺へ行く前に海岸できれいな桜貝を探しました。 2:深紅の緋梅は最高の被写体!。 3:トサミズキやコブシが満開。
2013年4月祇園山ハイキングコース
初夏を思わせる日差の中、宝戒寺の裏から修道院脇を登りハイキングコースへ。今年はタチツボスミレが少ないものの
お目当ての浦島草はじめ野草の花はいろいろ見られました。薫風に吹かれながら尾根沿いを八雲神社へ。展望台で
遠く稲村ケ崎や富士山を眺めながら一息入れ、浦島草の雌雄を鑑定しながら、コースを下りました。昼食は久々に
蔵のカフェ。手づくりのスペアリブランチを味わい、ゆっくりお茶を飲んでお喋りの後解散しました。l
1. キレイだけど毒草、ホウチャクソウ. 2.シャガの葉を解説 3.群生していたアリドオシの実 4.里山の貴婦人、キンラン
1虫に向かって釣り糸を垂らす浦島草 . 2.花が波立つタツナミソウ 3.稲村ケ崎の向こうに富士山! .4.本覚寺に咲く里桜
25年6月 鎌倉宮 あじさいの小路を歩く
一般的な園芸アジサイではなく可憐で素朴な山アジサイを100種類近く植えた鎌倉宮へ。長谷寺や明月院とは
一味違う個性的なアジサイの数々を堪能しました。境内では自ら山に入って珍しいアジサイを探すプラントハンターの
おじさんがテントを張って品質のいい山アジサイを即売していました。ひとめぐりした後は「もう普通の紫陽花じゃ物足り
なくなったね!」という声しきりでした。
1:人気ベスト3の「クレナイ」 2:白いがくが田の字型に並ぶ「田の字」 3:六甲山で発見された幻の「七段花」 4:護良親王の土楼に咲く毛岩煙草
1:夏に半分白くなる半夏生 2:楊貴妃ゆかりの美容柳 3:ひっそりと咲くのはサカキの花 4:永福寺跡の公園もちょっと見学
25年7月 夏の瑞泉寺でキキョウや半夏生を愛でる
お馴染み大功寺でニオイバンマツリやムクゲなど夏の花を満喫した後バスで瑞泉寺へ。庭園には早くも桔梗が満開。
裏の岩盤を削って築かれた名勝の庭園では群れ飛ぶシオカラトンボや鮮やかな赤のショウジョウトンボを観察しました。
終了後の会食はおなじみのタルタルと初めてのセルクルで。
1:ボタンクサギ、別名を天城のクサギ 2:海沿いに咲くアオイ、ハマボウ 3:半夏の頃に白く化粧するハンゲショウ 4:瑞泉寺でキキョウを観察
1:一株に雄、雌混じったキキョウの花 2:崖の上には鬼百合が群生 3:こちらもユリ科のヤブカンゾウ 4:鎌倉名物?ヤブみょうが
25年9月 海蔵寺で萩やホトトギスなど初秋の花を鑑賞
今回は鎌倉駅西口を出て重要保存建築のホテル鎌倉の庭を抜け今小路に出る裏道からスタート。寿福寺参道前は真っ赤なサンゴジュの実が鈴なりでした。
途中の谷戸道ではヤブミョウガやタマアジサイの花を鑑賞。お目当ての海蔵寺の階段は白花萩と宮城野萩蛾満開で
ちょっとしたトンネル状態。分け入って境内を散策。十六の井近くでは香りのいいニッケイの木を発見しました。
終了後は小町裏のビストロで会食。お疲れ様でした。
1:庫裏の久にノウゼンカズラ発見! 2:緑から紫に染まるコムラサキ 3:真っ赤で可愛いトキリマメの実 4:つぼみからこぼれ咲くタマアジサイ
1:本堂手前の見事なフヨウ :トキリマメの花は可愛い黄色 3:本堂裏で心字池を見る 4:ハデな赤はアメリカノウゼンカズラ
25年10月 西瓜ヶ谷から台峰へハイク・秋の山野草を探す
心地よい秋晴れの中、北鎌倉から自然が保全されている台峯を目指して歩きました。途中、田んぼで稲刈りを見物。
西瓜ヶ谷では里山の畑地に分け入り、イヌタデ、ハナタデ、ミゾソバ、オモダカなど野草の花々を楽しみました。台峯の
展望路で休んだ後、源氏山へ。途中の尾根道では富士山が見えました。アオツヅラフジの青い実やカラスウリの赤い実
に秋の深まりを感じながら頼朝像広場へ。ここでは漢方薬の素材になるニガキを発見し、苦い枝を恐る恐る「味見!
なんとなく胃が爽やかになったところで街へ下り、小町の洋食屋さん(元銀座のシェフの店)で会食しました。
1:林縁でつる植物を観察 2:たわわに実ったヒヨドリジョウゴ 3:素朴な色のヤブマメの花 4:円海山を望む丘で休憩
1:鎌倉では珍しいコシオガマ 2:うっすらと富士山遠望 3:葛原岡神社のムクロジの実 4:あちこちで見たアケビ
25年11月 海の香漂う称名寺庭園で名木イチョウの黄葉を鑑賞
気持ちのいい秋晴れの中横浜市金沢文庫駅から海方向へ歩き、もう一つの鎌倉「称名寺」へ。浄土庭園の池にはカルガモとオナガガモが
群れ泳ぎ、亀はのんびりと甲羅干しです。名木の中国原産2種、楷書の語源となた楷樹と黄色い花のような実をつけるカンレンボクを鑑賞。
裏山の市民の森に登り、タイアザミやノコンギクを愛でながら歩きました。展望ポイント八角堂からは東京湾が一望。一休みしてから下り、
途中でヤマシロギクの群生地を観察。その昔塔頭が建ち並んでいた草原ではマユミやカラスウリの実、季節外れのスミレの花(園芸種かも)も
発見しました。終了後は門前の和食店で近くの柴漁港直送のアナゴ丼を賞味して解散となりました。
1:金沢北条氏が建てた称名寺へ 2:孔子の墓に植えられている学問の木「楷樹」 3:隣にはカンレンボクの実が鈴なり 4:足も伸ばしてアカミミガメの甲羅干し
1:秋に咲くのはタイアザミ 2:小さな蜂が宿るイヌビワ 3:立派なエノキに生えたエノキタケ?! 4: 寒くなると赤い実と黄色い花をつけるシロダモ
25年12月 鎌倉の奥座敷、覚園寺へ
駅前から鎌倉宮行きのバスに乗る前、ちょっと大功寺へ寄り道、ハゼの紅葉や台湾ホトトギスを鑑賞。鎌倉宮から覚園寺までの
谷戸の路はさながらサザンカロードで、左右に白やピンクのサザンカと椿が並びます。白い小花をびっしりつけたヒイラギの大木も
ちらほら。覚園寺ではイロハモミジ、イタヤカエデ、オオモミジの紅葉や黄葉を楽しみ11時から境内奥へ。ここから先は残念なが
ら写真撮影禁止です。毎年黄色のじゅうたんをつくるイチョウの大木や色とろどりの楓を愛でながら足利尊氏ゆかりの茅葺の本堂へ。
脇に立つのは樹齢約800年のイヌマキ、根元には万両、千両、百両、十両、そして一両まで5種すべてが植えられていました。
終了後は創作中華料理店でなごやに会食。
1:大功寺のハゼの紅葉は見事 2:咲残りの一輪、シュウメイギク 3:左右はサザンカが豊富 4:覚園寺入口の紅葉
1:谷戸の奥へと続く境内 2:別名扉の木、トベラ 3:シロミノマンリョウも発見 4:キミノセンリョウもありました
2014年1月 初春の浄明寺を巡り、早咲きの梅や福寿草を観察
穏やかな日差しのもと、まずは大功寺へ。銀閣寺ヤブほか先月とは違う椿が幾つか咲いていました。バスで浄明寺へ移動。
自生のヤブツバキやツバキにつくヒノキバヤドリギを観察。人気者の猫「桃太郎君」も出てきてくれました。山に棲む鷹の一種、
ノスリの舞う姿も発見!境内奥にある小さな 秘境熊野神社へと足をのばし、風格あるタブノキの古木や巨大なサルノコシカケ、
珍しいヘラシダの群生に出会えました。 終了後は陶器も展示してある「和食のお店でのゆっくり会食。お疲れ様でした。
1:大功寺ではおもとの実を鑑賞 2:花全体が黄色いソシンロウバイ 3:利休椿も花盛り 4:けなげに咲くに冬桜の花
1:お茶の実の中には可愛いタネ 2:梅はまだでしtがロウバイは満開! 3:マンサクはもう少しで開花です 4:鳥が隠した?ジャノヒゲの中にハぜの実
2014年2月 梅祭りの小金井公園へ。28種の梅とロウバイを鑑賞
関東甲信越はは観測史上ほぼ初の大雪となり、予定を延期したり合同開催になったりと大変な月でした。予定していた梅祭りもテントが
雪に押しつぶされて延期。 当日は好天に恵ま都内では珍しい雪景色の中を元気で歩きました。お目当ての梅は紅梅、白梅、緋梅と
咲き揃い、小金井公園名物のソメイヨシノの桜並木も観察。ケヤキなど大木が多く浮かしの武蔵野の林の雰囲気も満喫できました。
1:ここは軽井沢?いえ東京です 2:きれいな箒型樹形の武蔵野ケヤキ 3:雪の中に咲くソシンロウバイ 4:松かさの横は蝋梅の花と実
1:紅白混じった梅「思いのまま」かも 2:エンジュの実をつつくのはヒヨドリ 3:野梅系の加賀白梅 4:雪の白に映える白梅の古木
2014年3月 280種800本の椿咲く江の島植物園へ。
春めいてにぎわう江の島へ。セグロカモメやウミネコ、ユリカモメ舞う弁天橋を渡って参道へと出ました。賑わいから一歩外れた路地には
島らしい家並みの中、猫がグルーミングしてのどかな雰囲気。エスカレーターで登り、途中2つの神社で紅白が混じり咲く梅「思いのまま」
やご神木のイチョウを観察。頂上の植物園ではさまざまな世界のヤシ類やアオノリュウゼツランがお出迎えです。お目当ての椿は数十種
が咲き誇ってさながら春の楽園。眺望のいいお店で新鮮なシラスとヒラメ丼を味わって、裏側の山道を下り、自生のヤブ椿を鑑賞後、解散。
帰路、橋の上から珍しいミサゴを発見しました!!
1:伊豆で発見された河津桜が満開 2:オオシマザクラの血を引き花が大きい 3:片瀬漁港の向こうに見事な富士 4:漁港でボラを捕えた瞬間のミサゴ!!
1:ハヤブサの住む断崖に菜の花が 2:江の島名物のゆるーい猫たち 3:豪華な花弁は獅子咲きの椿 4:シダレ紅梅も満開でした
2014年4月 花の名刹海蔵寺で名木のハナカイドウを鑑賞
何度か訪れたこのお寺もハナカイドウの花期に来たのは初めて。風情ある茅葺の庫裏の前に見事に咲き誇っていました。駅からの路は
鎌倉らしいお屋敷街を歩いて広い庭に咲く椿やサクラ、ボケ、ミツバツツジなどを鑑賞。名物の豆腐店で豆乳を飲んで一休みしました。
元気が出たところで横須賀線沿いを歩き、春の野草を観察しながら奥の鎌倉風致保存会事務所へ。ここは昔お寺があった場所ですが
現在は住宅が建ち、ショカツサイ、レンゲなどが咲き乱れる「秘密の花園」です。海蔵寺で花を満喫した後は築百年の蔵のカフェでおいしい
ランチをいただきました。
1:ハナカイドウの前で笑顔も満開! 2:途中のお屋敷にあった見事なボケ 3:海蔵寺の裏山には山桜が満開 4:鎌倉三洋館のひとつ古我邸の庭に咲く大島桜
1:裏のやぐらではケイワタバコの葉を観察 2:実がつく一重のヤマブキ 3:カエデの花が人知れず満開でした 4:懐かしいレンゲソウ、風致保存会の庭で
2014年5月 お花畑の寺、龍宝寺でシャクヤクやキショウブを観察
初夏を思わせる好天のもと大船駅から観音様の下を通り、大きな門構えの旧家が残る住宅街を抜けて龍宝寺へ。
ここには庭園というより植物園を思わせる広大なお花畑があり、名花シャクヤクの大群生がお出迎えです。
お花畑にはアヤメ、シャスターデイジー、ヤグルマギク、シラーなどが所狭しと植えられ、「十花繚乱」の風情。
途中の谷戸沿いではマルバウツギ、ウツギ、オオデマリ、ピラカンサ、シャリンバイ、スイカズラなど初夏に咲く
白い花が満開でした。帰りは鎌倉で3番目に小さいトンネルをくぐって大船駅へ。 (吉田夏生)
1:頭上にマロニエの花を発見! 2:栃の木の仲間だが葉が小さい 3:お花畑にはシャクヤクが満開 4:アヤメやシャスターデイジーも群生
1:中には平咲きのシャクヤクも 2:ここは鎌倉の寺で最大のお花畑 3:明治期に渡来したキショウブ 4:大船観音の肩にはスダジイの木の花が
2014年6月 建長寺半僧坊へ。群れ咲くアジサイや岩煙草を愛でる
北鎌倉の駅から明月院の紫陽花を入口だけ見て亀ヶ谷へ。ガクアジサイと石垣に咲く岩煙草を鑑賞。建長寺に入って奥の石垣でまた岩煙草。
さらに奥の半僧坊へ半分登ってまた岩煙草。今度は石垣だけではなく自然の岩盤に咲く群落をじっくり観察しました。一番奥の回春院は裏手が
本格的な里山風に整備され、ボランティアが稲刈りイベントを行っていました。終了後は駅近くの和食屋で会食、新鮮な刺身に疲れも吹き飛びました。
1:亀ヶ谷切通しでガクアジサイを観察 2:樹齢700年以上、建長寺のイブキ 3:珍しいキササゲの花、発見 4:さながら天使の舞、ユキノシタの小花
1:回春院の奥に田んぼができました 2:池の上にモリアオガエルの卵発見! 3:お目当ての岩煙草 4:山百合も開きました
2014年7月 光明寺で古代ハスを、小坪の岬でスカシユリを探す
鎌倉駅近くの大功寺でオニユリやムクゲを鑑賞してバスで九品寺へ。のどかな材木座商店街を歩き、海の家が並ぶ
ビーチをちょっと散策。光明寺庭園で古代ハスや園芸種を鑑賞。鎌倉時代の港湾遺構を眺めながら逗子マリーナを抜け、
祭りで賑わう小坪漁港へ。大崎の崖に下りてお目当てのスカシユリを探し当てました。
1:花弁の代わりに白くなる半夏生の葉 2:和製ハイビスカス?のハマボウ 3:小堀遠州作の庭に咲くハス 4:受精後はめしべが黒ずむ
1:断崖の中腹にスカシユリを探す 2:上向きに咲く花弁には雨を抜く隙間がある 3:ちょうど漁港の祭りに遭遇 4:終了後は絶品の刺身定食で会食
2014年9月 秋の花を探して佐助稲荷からハイキングコースへと歩く
からりと晴れあがった秋空の鎌倉を歩きました。紀ノ国屋裏から続く邸宅街では盛りのサルスベリや芙蓉の花の構造をじっくり観察。
路の端に咲くツルボや彼岸花を楽しみながらトンネル出口ではタマアジサイを発見しました。観光客でにぎわう銭洗い弁天を裏から
抜けて佐助稲荷へ。途中濃いピンク、薄いピンク、白と3色の宮城野萩を鑑賞。佐助稲荷では食べごろのミョウガもゲット!
大仏ハイキングコースへ登るとフタバハギや仙人草がお出迎え。終了後は大根料理のお店で創作ランチを味わいました。
1:8月から10月まで咲く玉アジサイ 2:色づき始めたカラスウリの実 3:彼岸花も開花しました 4:もうすぐヒゲだらけの実ができる仙人草
1:ハトがつついたスダジイのどんぐり 2:徐々に色づくのは紫式部の実 3:銭洗い弁天に参拝 4:まだ白いノブドウの実
2014年10月 鎌倉広町の森で秋の花を愛で、腰越漁港へ
今季から金曜コースが開講し、一段とにぎやかになりました。4年前の春に訪れた広町ですが秋は様相が一変。ボランティアが
手入れする田畑に様々な作物が実り、水際には白いミゾソバやソバ、イヌタデの花の群生、穂をつけたガマの群生、山裾を歩けば
江の島キブシや榎、カラウウリ、メナモミの実などが次々に現れました。圧巻だったのはヤマトリカブトの大群生。幅数十メートルに
わたって2〜300株は咲いていたと思います。これほどの群生は見たことがありません!懐かしい里山歩きの後は腰越へ。
シラスのおいしい和食のお店で疲れを癒しました。
1:ちょうど稲刈り作業中 2:山裾にトリカブトの大群生を発見! 3:収穫されたひょうたん 4:キンミズヒキとイヌタデの競演
1:のどかな里山をのんびりウォーク 2:森のネックレス、スズメウリ 3:漢方薬になるのはカラスウリ 4:咲いててよかった!玉アジサイ
2014年11月 鎌倉文学館の庭園を訪れ秋咲きのバラを鑑賞
以前、春に来た文学館。秋のバラはどうかなと思ったら、春に劣らずまさに満開!でした。長谷の駅を出て収玄寺の庭園に咲く
園芸種を鑑賞。甘縄神明社でタブの木の大樹を観察してからいよいよ文学館の中へ。不詳私の遠い遠い親戚であるらしい
旧前田侯爵亭は200種近くのバラで彩られていました。秋にバラが見られるのは中国産の原種「庚申バラ」のおかげ、という
ミニ講義をした後バラ園を巡りました。モダンローズ第1号の「ラ・フランス」や皇族や女優の名が冠された数々の名花を堪能。
紅茶の香りの漂う「ハイブリッド・ティー」も何種か確認できました。 (終了後は小町通り脇の元・銀座の洋食店で会食。)
1:春と見まごうばかりに満開! 2:鎌倉生まれのバラ「かまくら小町」 3:フロリバンダ系の素朴なバラ 4:バラと私、どっちがきれい?
1:文学館入口に多いノシラン、やがて青くなる 2:収玄寺ではタイワンホトトギスが満開 3:おいしそうなサンザシの実 4:吉屋信子邸庭のツワブキ
2014年12月 名残りの紅葉を求め、鎌倉宮から獅子舞の谷へ
駅からバスで鎌倉宮へ。境内の紅葉を愛でたあと、テニスクラブ裏道を辿って復元工事の進んだ永福寺跡へ。
礎石はすべて並べ終え、池の掘削が始まっていました。川沿いの紅葉を楽しみながら瑞泉寺へ。獅子舞の谷の
紅葉が今一つなので、道の楽な瑞泉寺へとコースを変更しました。鎌倉でも一番紅葉が遅い瑞泉寺では、入り口の
名木イロハモミジが赤、黄色、緑のグラデーションで色づいていました。庭は石を敷き詰めてしまったため、たくさん
あった十両(ヤブコウジ)が消えていたのは残念でした。名勝の庭園を鑑賞した後は開き始めたミツマタの花を
眺めながら帰路へ。終了後は近くの創作中華の店で会食。駅まで裏道を散策しながら帰りました。
1:山の上から永福寺跡を望む 2:永福寺の礎石を歩くアオサギ 3:色鮮やかな梔子の実 4:葉をかき分けると紅い吉祥草の実が!
1:まだ群生していたフタバハギ 2:山門の紅葉はまずまず 3:水戸黄門様お手植え?の瑞泉寺冬桜 4:鎌倉宮では骨董市を見物
2015年1月 鎌倉一、早咲きの紅梅を探して荏柄天神社へ
民家の庭の梅は別として鎌倉で一番梅として知られるのは荏柄天神社本殿脇の紅梅。
今年は順調に開きはじめ、雲一つない新春の空に映える色鮮やかな小花をみることができました。
鎌倉駅から住宅街を歩き、東勝寺橋を望む一画に。運のいい人は飛び去るカワセミを見られました。
鶴岡八幡宮でマガモやヒドリガモ、オナガガモ、カルガモ、ハシビロガモを観察。今年は例年より数が少ないようでした。
頼朝の墓を通っていよいよ荏柄天神社へ。受験の願掛けでにぎわう境内を歩き、新春の名残の残る空気の中で
ゆくりと紅梅を鑑賞できました。(会食は創作中華の店で) 吉田夏生記
1:このアングルから見ると最も美しい 2:珍しい鴨が混じってるカモ? 3:お見事なポーズ!濡れた翼を日干しするカワウ 4:冬の宝石、ジャノヒゲのタネ
1:ちょうど寒牡丹展が開催中でした 2:平安時代創建の荏柄天神社 3:これ鎌倉の一番梅. 4:中身はまっ黄色な梔子の実
2015年2月 梅の名所常立寺から龍の背を回って龍口寺へ
好天の江ノ電江ノ島駅を出てまずは常立寺へ。七頭身の六地蔵が並ぶ境内は紅白の枝垂れ梅の名所。まだ満開では
ありませんでしたが形のいい枝ぶりも見ごたえがありました。山沿いに歩いて次は京都風の庭園をもつ本蓮寺へ。ここは
梅、ロウバイ、カエデ、モッコクなどすべての庭園寿賀大型の盆栽に様な見事な枝ぶり。手入れ中の庭師さんのお話も
いろいろ聞けました。鎌倉市側へ登って腰越から龍口寺へ。裏山の仏舎利塔から伊豆大島や富士山が一望できました。
(食事は江の島を望む丼和食のお店。)
1:新兵器のアイパッド 2:常立寺名物の紅梅は六分咲き 3:ふんわりとツワブキの綿毛 4:大輪の椿がちょうど見ごろでした
1:可憐に咲くのは二日本水仙の花 2:かなり青みがでてきたノシランのタネ 3:神奈川唯一の木造五重塔 4:まだふもとまで雪がある富士山
2015年3月 早咲きの桜と早春の花々を探して御霊神社から長谷寺へ
江ノ電長谷駅から線路沿いの細道をたどり御霊神社へ。途中には玄関前を線路が走る鎌倉名物?の住宅が並びます。樹齢約400年の
タブの木を観察後、地元では「日本一大きい」と評判のセッコク(枝に着く蘭)のある家の門前を通り日蓮宗の小寺、収玄寺へ。黄色い
花火のようなサンシュユの花や豪華な赤い椿、園芸種のサクラソウが満開でした。お目当ての長谷寺では河津桜や紅梅白梅、オウバイなどが
満開。階段の途中では可憐なユキワリソウ(スハマソウ?)や宝石のようなキチジョウソウの紅色の実にも会えました。 (会食は小町入口で創作パスタ)
1:入ってすぐ満開の紅梅と河津桜がお出迎え 2:開きかけのベニバナミツマタ 3:鮮やかすぎる? 寒緋桜 4:豊年を祈り満作とも呼ばれたマンサク
1:花の散る階段を下り観音堂へ 2:寒さで半開きの福寿草 3:これもマンサク科、トサミズキ 4:展望広場から遠く城ケ島を望む
2015年4月 安国論寺から長勝寺へと桜巡り
ソメイヨシノは終わりかけても鎌倉はまだ桜の盛り。まずは予定には入っていなかった妙本寺で満開のハナカイドウや
八重紅枝垂れを鑑賞。珍しい緑色の桜「御衣黄」も発見しました。日蓮ゆかりの安国論寺では名木の妙法桜(正式名は
市原虎の尾)や源平の桃の花がお出迎えです。最後の長勝寺では華やかな八重と一重の紅枝垂れが咲き誇り、
60代以上の「知る人ぞ知る」赤木圭一郎の銅像も心なしか微笑んで見えました。 (会食は小町奥の老舗洋食店)
1:観光客少な目の閑静な妙本寺 2:ちょうど満開のハナカイドウ 3:横須賀線沿線の土手に咲くセイヨウカラシナ
1:京都の市原原産の市原虎の尾 2:往時の勢いが戻った源平の桃 3:山門前のしだれ桜は長勝寺 4:裏手の寺にある不思議な「通せんぼ桜」
2015年5月 明王院から光触寺へと歩き、ウツギやカキツバタの花を愛でる
文字通り五月晴れの谷戸を歩き、野草の花や庭園の花を満喫。明王院脇の山道は野草の宝庫でした。紫と白の
タツナミソウ、ヤマユリのつぼみ、こごめウツギはじめ色んな初夏の花を発見! クジラの彫刻のある美術館の前まで行って
明王院へ。親切なお坊さんが葺き替えたばかりの茅葺き屋根や倒れてしまったイチョウの巨木を解説してくれました。
「明王院って親切!!!」 最後に鎌倉では珍しい時宗の光触寺へ。池に咲くカキツバタとアヤメ、花菖蒲の見分け方を解説しました。
(会食は迫文代さんの自宅レストランでオリジナルカレーとデザート)
1:あちこちで咲くオオムラサキつつじ 2:この季節の鎌倉と言えばマルバウツギ 3:岩にかかったヤマツツジが見事 4:珍しいハンショウヅル
1:明王院の庭に咲く中国由来のイチハツ 2:空に向かって開いたホオノキの花 3:葉が大きいのはカキツバタ 4:山に寺に咲きこぼれるフジ
2015年6月 夏椿や菩提樹の花を探して浄光明寺へ。
梅雨時にもかかわらず好天のもと北鎌倉駅から人波続く明月院へ。混雑しているので門前から名花の明月院ブルーをちょっとだけ見て
亀ケ谷切通しを登りました。長寿寺周辺のセイヨウアジサイや超早咲きのミヤギノハギを愛で、緑陰の坂を登り、そして下ります
浄光寺では絵のように美しい庭園がお出迎え。まさに満開のタイサンボク、セイヨウアジサイ、さらに甘い蜜の香を放つ満開の菩提樹の
名木も。最近ブラタモリで人気3倍増だという裏山に登ると、遠く相模湾が望めました。帰路は線路沿いの沢に自生するヤマグワの木で
台湾リスの可愛い食事風景を見物できましたよ! (会食は鎌倉駅西口裏の超隠れ家イタリアンで)
1:2500株の姫アジサイ咲く明月院 2:亀ケ谷切通しでケイワタバコ発見! 3:甘い香りを放つ菩提樹の花 4:見事な形のタイサンボク
1:浄光明寺の裏山へ登る 2:楊貴妃観音のそばにはゆかりの未容柳が 3:オシャレな名の紫陽花「ダンスパーティ」 4:ヤマグワの実を食べる台湾リス君
2015年7月 ハンゲショウ咲く鎌倉中央公園へ
鎌倉市役所前から可愛いミニバスで10数分、中央公園に到着。里山の風情が色濃く残る園内を日差しを避けながら散策しました。
お目当ての半夏生はまさに満開。ドクダミ科とは思えない白変した美しい葉を風になびかせています。まだ青い実をつけた白雲木や
コブシの木を観察してハンゲショウが自生する獅子石へ。ガマの穂が並ぶ湿地を過ぎるとボランティアが管理する田畑が広がります。
一息入れてミゾソバ咲く沢沿いを歩きバス停へと向かいました。 (終了後は鎌倉駅西口近くのスペイン料理のバルで会食。)
1:一面を覆うハンゲショウの群落 2:早くも咲き始めたヤマハギ 3:紅色が濃いショウジョウトンボ 4:看板にとまった美しいルリタテハ
1:奥に広がるのは懐かしい水田と里山 2:干してあるのは刈りいれた小麦 3:炭焼き小屋の下には山百合 4:コブシの実を食べる台湾リス
2015年9月 極楽寺からハマカンゾウ咲く稲村ケ崎公園へ
(台風で2講座は一週延期。)
さまざまなドラマでおなじみの極楽寺駅から極楽寺境内へ。サルスベリやシュロガヤツリ、ヒガンバナ、シロバナヒガンバナを鑑賞して
山野草咲く緑の小路を抜け稲村ケ崎公園へ。お目当てのハマカンゾウは海に面した斜面に7,8株しっかり咲いていました。
八丈ススキ、ノブドウ、エビヅルなどを観察しながら展望台へ。富士山はよく見えませんでしたが江の島はばっちり! 薄紫色のツルボや
ツリガネニンジンの花を愛でながら下り、稲村ケ崎の駅で解散しました。 帰路は和田塚で下車してスパイスハウスでランチ!
1:酔芙蓉咲く極楽寺前で 2:極楽寺には季節外れのシキミの花 3:アオツヅラフジの青い実 4:可愛い美男カズラの実
1:稲村ケ崎の海岸に下りてみた 2:岩場のハマカンゾウ、遠くに江の島 3:崖の中腹には特攻隊の陣地跡が! 4:稲村ケ崎公園展望台で
2015年10月 秋の野草咲く巡礼古道から旧華頂宮邸へ
鎌倉駅からバスでハイランドへ。展望台では丹沢から富士山が一望。尾根沿いに自然公園へ移動し、ニシキギやコブシの
赤い実を探し、ヤマハギの花やピンクの花に見える臭木の実も観察。住宅街の脇から古道に入り、1kmほど山道を下りました。
華頂宮邸の庭園で秋咲きのバラを鑑賞してから、報国寺へ。まだ咲いていたタマアジサイや、満開のジュウガツザクラ、
赤く色づいた百両の実などを愛でてバス停へと向かいました。日曜講座は小雨のため報国寺と浄妙寺に変更。 会食はタルタル(土曜のみアービレ)
1:関東富士見百景の展望台から富士山を望む 2:まだ満開のムクゲ 3:色づいてきたハゼの紅葉と実 4:珍しいハクウンボクの虫こぶ
1:自然公園にいたおんぶバッタの夫婦 2:古道で見つけたコウヤボウキの花 3:古道を下りるとキツリフネの群生が 4:秋バラ咲く庭園
2015年11月 里山の風情残る瓜ヶ谷からへ紅葉の源氏山へ
今回は北鎌倉から鎌倉まで踏破?するやや健脚コース。田んぼの残る街道沿いのあちこちに秋のさまざまな
実が発見できました。棚田の奥のやぐら群ですが、今回は道に草木が茂ってしまい踏破困難なので断念。
探検中の子供たちの声を聞きながら葛原岡神社へ。境内では名木のムクロジの実を探し皮を破って石鹸にする
実験を体験。椿と山茶花のいろいろな見分け方も覚えました。紅葉は半分くらいでした。終了後は小町奥の洋食店で会食!
1:棚田の奥には西瓜ヶ谷やぐら群が 2:昔、びんつけ油を採った美男カズラ 3:不思議な実がなるカンナ 4:草むらをかき分ければ吉祥草の花
1:雄しべが見えない園芸種の椿 2:真珠の首飾りのようなスズメ瓜 3:おなじみのカラスウリです 4:鮮やかな紫色はノササゲのさや
27年12月 名残りの紅葉を探して鎌倉宮から獅子舞の谷へ
今回は天候が安定しないので金曜の講座だけ開始を1時間遅らせました。結果は大当たりで青空に!
しかし獅子舞に行けたのは最初の木曜の講座だけで金曜以降は足元の心配のない瑞泉寺に変更となりました。
今年の鎌倉は全体的にまずまずの紅葉で、天候不順だった割には好成績と言っていいと思います。
途中の道では鈴なりのクコの実や紫式部の実を試食したり、せせらぎを飛びぬけるカワセミに驚いたりしながら
深まりゆく紅葉を満喫しました。なんと季節外れの紫陽花も咲いていました! (会食は、初の駅西口のビストロで)
1:ちょうど見ごろの鎌倉宮 2:境内はモミジの絨毯 3:頭上にはサルトリイバラの真っ赤な実が 4:紅葉と言えば、やっぱり獅子舞の谷!
1:復元が進む永福寺跡。昨日の大雨で池も復元? 2:絵葉書のように色づいた瑞泉寺山門 3:日陰の境内は下旬が紅葉の見ごろ 4:食べるとほんのり甘い紫式部の実
2016年1月 花の五山東慶寺を訪れロウバイやマンサクを鑑賞
新年第1回は北鎌倉の東慶寺。駅を出てすぐの円覚寺白鷺池でなんとカワセミを発見、枝からジャンプして小魚を
キャッチする様子を観察できました。ラッキー! ヤブ椿咲く駅近くの小山をミニハイキングしてから浄智寺の横を抜け、
元陶芸家のアトリエだったアートビレッジを見学。東慶寺では開き始めの紅梅や白梅、シロミノマンリョウや満開の十月桜、
ほのかに香るロウバイやソシンロウバイを鑑賞。マンサクはまだつぼみでした。終了後は魚料理のお店で会食。3種盛りの刺身定食が人気でした。
1:下のくちばしが赤いのは雌のカワセミ 2:花芯が赤いのはロウバイ 3:全体が黄色いのは素心ロウバイ 4:中国原産のボケ
1:日本初の花見はこの白梅でした。 2:満開の十月桜 3:十月桜のアップです 4:足元に隠れてるのはジャノヒゲのタネ
2016年2月 早春の光則寺で梅を見る→長谷寺に変更
予定通りに梅が咲いていなかったため、急きょお隣の長谷寺に。駅を出て線路沿いに玄関が並ぶ独特の街並みを通り、
まずは御霊神社へ。ご神木のタブノキには台湾リスが現れました。紅梅白梅の並ぶ大きな旧家横を歩いて長谷寺へ。
早咲きの冬至梅や河津桜、、万作、ボケ、オウバイがほぼ満開。遊歩道を登り相模湾を滑るウインドサーフィンを眺めて
一息。k鎌倉駅までは新しい店が増えて活気づく由比ヶ浜商店街を歩いて鎌倉駅へ。 会食は駅西口の老舗蕎麦屋で
1.鳥居の前を江ノ電が通る御霊神社 2.神社近くの踏切に咲く菜の花 3.鳥居前には早咲きの河津桜が 4.梅にウグイスならぬメジロ
1.長谷寺は梅や桜が満開 2.遊歩道のあちこちに青いノシランのタネ 3.気温が10度になると開くフクジュソウ 4.由比ヶ浜海岸ではサザエをつつくカラス
2016年3月 春の野草やキブシ咲く六国見山ハイキングコースへ
ようやく春めいた日差しとなった今回は、元気にプチ山登りです。北鎌倉の駅から超裏道の散策路を潜り抜け、怪しげなトンネルを
抜けて元長窪という里山だった地区へ。のんびりした住宅街を登っていくとあちこちに豊後梅やオウバイ、ミモザがお出迎えです。
湧水のわき道では野性のクレソンやセリが繁殖。菜の花もセイヨウカラシナ、セイヨウアブラナ以外に数種見られました。染井吉野
はまだですが、早咲きの彼岸桜や寒緋桜、河津桜も満開。頭上には黄色い木ブシの花が垂れ下がってまさに早春です。頂上では
相模湾やみなとみらいを一望。旧坂を下りて明月院前を通り駅にゴールインしました。 (会食は新とみ、木曜のお茶は安寧)
1:あちこちで満開の豊後梅 2:寒緋桜の落花とリスが食べ散らかした夏みかん 3:里山で玉縄桜を解説 4:こちらはまだ咲いていた河津桜
1:崖にはモミジイチゴの花。実はおいしい! 2:さすが鎌倉。門の上に茶花 3:トサミズキのアップです 4:木曜は雨宿りのため、円覚寺の隠れ家カフェへ。
2016年4月 桜満開の浄妙寺を歩く
新装なった段蔓横をバスで通り浄妙寺へ。ソメヨシノ、ヤエベニシダレ、藤原鎌足ゆかりの鎌足桜など、桜は全日満開でした。
最近公開された足利直義の墓への道では珍しいムサシ鐙の大群落を発見。終了後は一年ぶりに迫文代さんの自宅コペペで
鎌倉カレーを味わいました。
1:参道はソメイヨシノのトンネル 2:珍しくウグイスが高い所に 3:九州では珍しくないシロバナタンポポ 4:茶席で人気のリキュウバイ
1花祭りで甘茶を御馳走になりました 2:伝説にちなんだ鎌足桜 3:なんとムサシアブミの群生が! 4:門前も桜満開!
2016年5月 祇園山ハイキングコースと妙本寺
大功寺でイイギリやシャクヤクの花を愛でた後、木曜コースは予定通りハイキングコースへ。おめあての浦島草はまだ花を咲かせていま
せんでしたが、ゴールの展望台では伊豆半島と富士山を一望。金曜以後はハイキングコースは入口周辺だけのぞき、定家カズラやスイ
カズラ、ミズキの花など観察しながら琴弾橋から裏道を抜けてシャガの咲く妙本寺へと散策しました。本覚寺ではアヤメ、ジャーマンアイリス
を見本に見分け方を解説。満開の栴檀の下を通って鎌倉駅へ。 終了後は駅前の創作パスタ店でひといき入れました。
1:東勝橋では河原に下りる道を発見! 2:腹切り櫓前の金網を走る台湾リス
3:赤い蜜標が可愛いユキノシタ 4:足元には桐の花が!
1:妙本寺の「右近の橘」 2:網目はアヤメ! 本覚寺で 3:名木センダンの花もちょうど満開 4:ハイキングコース終点の展望台は絶景
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